日本人の死生観

夏のリフレッシュには平安神宮!美しい睡蓮&森林浴で目と心をゆっくり癒そう

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平安神宮は、京都でも非常に有名な神社です。地域住民に愛されているのはもちろん、観光名所としても多くの人が訪れています。特に、境内は朱色の鮮やかな模様に彩られていて、その外観は圧巻です。参拝目的だけではなく、結婚式やライブ会場になったりするなど現代的なあり方としても様々な変化をもたらしている場所でもあります。周辺地域の見どころも多いので、初めての人でも訪れやすい親しみのあるスポットをみていきましょう。

京都の中でも新しい平安神宮

平安神宮は、平安遷都1100年を祝う目的で建設されたものです。元々、京都には様々な神社や仏閣がありましたが、実はそれらの中でも歴史は浅い部類に入ります。浅いとはいっても100年以上の歴史があることに違いはありませんが、他とは異なる目的で建設されたこともあって、古き良き時代の産物と現代的な風情が上手くマッチしている背景があります。

建設は、1895年の明治28年に行われました。祝神は桓武天皇であり、これは平安京の遷都を行った天皇陛下であることから由来しています。1940年には、孝明天皇も祭神として鎮座しているのが特徴です。歴史的には、平安遷都以外にも幕末動乱の鎮魂の意味も存在します。京都で多くの人が亡くなり、再興を願った人々の想いが込められています。

平安遷都を目的として建設されたことから、社殿の大極殿は平安京当時の正庁を縮小した形で再現されており、国の重要文化財にも指定されているほど貴重なものです。

観光目的で訪れやすいスポット

平安神宮は、京都市左京区に位置する神社であるため周辺地域からアクセスが容易であるメリットがあります。

平安神宮の最寄り駅や地下鉄東西線の東山駅であり、京阪の三条駅からもアクセスが可能です。どちらを利用しても、徒歩で10分から15分程度の位置にありますのでそれほど遠くはありません。また、京都の中心地である京都駅からバスが出ているのも魅力です。観光目的でやってきた場合は、京都駅に降りてから平安神宮前のバス停で停車することで簡単に訪れることが可能です。

自動車でのアクセスについては、公園の駐車場を利用できます。平安神宮そのものには駐車場はありませんが、すぐ近くに岡崎公園があります。その周辺に有料ですが一時預かりの駐車場がありますので、それを利用することで自動車でのアクセスも容易です。

参拝時間については、時期や状況に応じて異なることがあるので注意が必要です。年末年始などの特別な期間は夜の8時ごろまであいていますが、普通は夕方の4時半から6時ごろに閉まるので時間の確認は必須です。

日本有数の庭園は圧巻

日本有数の庭園

平安神宮では、まずトレードマークに非常に大きな鳥居が存在します。建設当時は日本で最大の鳥居だったものであり、1928年に昭和天皇の大礼を記念して建設されました。そして平安神宮の大きな特徴として、日本でも屈指の庭園が存在する点が挙げられます。周辺に咲いている桜も非常に有名で、ここでしか見られない濃いピンク色の花模様は圧巻です。

元々、平安神宮は明治時代の代表的な日本庭園として全国的にも有名でした。明治28年に造られた庭園は総面積で1万坪にもおける非常に広大なものになっており、他の神社や仏閣と比較しても非常にスケールが大きいものになっています。社殿を取り囲むように庭園が存在しますので、どちらの方向からも楽しむことができる魅力が存在します。また、美しい風景を季節ごとに楽しめるようにも工夫をしており、春夏秋冬で全く違う光景を見られます。春には桜、初夏にはカキツバタなどいつ来ても楽しめる創意工夫があります。

祭儀が豊富な平安神宮の魅力

平安神宮は、多くの人が訪れる背景もあって1年を通して祭儀を行っている背景があります。例えば、年中行事では例祭が存在します。4月15日に行われるものであり、平安神宮の年中行事の中でも最も重要なものであると考えられています。

また、夏の直前には夏越大祓式が行われます。6月30日の祭儀で、夏に向けたお祓いの意味合いがあるものです。基本的に、平安神宮の1年は1月1日から考えますのでここから半年間の穢れを清めて、残りの半年を無病息災で過ごすことができるようにという意味が存在します。

さらに秋に行われる時代祭も有名で、これは京都三大祭りの1つにも数えられています。これは毎年10月22日に行われるものであり、京都の伝統工芸技術を多く人に発表する機会としても重要です。1895年当初から始まっていて、江戸時代から延暦時代までの衣装や道具をまとって京都の歴史や文化を再現する非常に重要なお祭りです。

まとめ

京都三大祭りの1つが行われるなど、京都の人達にとって平安神宮はとても大切な神社と認識されています。観光目的でやってくる人たちを考慮して、周辺にはお弁当を作ってくれるお店があったりレストランや土産ショップも充実している現状です。境内に入るだけならば無料ですし、いつの時期に来ても美しい風景を体感できる魅力が存在します。京都の歴史を再現しており、初めて訪れる人にとっても京都の文化を学ぶためにもうってつけのスポットです。

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